XMLの内容

Diag 要素の内容は ‑‑xml‑format および、‑‑format オプションで制御されます。

‑‑xml‑formatオプションは、引用符で囲んだ文字列で以下の指定子を認識します。 指定子がある場合、対応する要素が診断出力に表示されます。


XMLマッピングへの指定子

指定子

XMLタグ

説明

%B

<BaseName>

ベースファイル名

%c

<Column>

列番号

%C

<ZeroColumn>

列番号から1を引いた値(左端は0)

%e

<MsgExtText>

追加メッセージ情報

%f

<FileName>

ファイル名

%F

<FilePath>

ファイル名 (絶対パス、インクルードパス)

%g

<MsgLevel>

メッセージレベル

%G

<RuleID>

親ルールID(s)1

%H

<HelpPath>

メッセージへルプのファイルパス

%I

<RuleIds>

<SingleRuleId>

全ルールIDグループ

各ルールIDに対し反復1

%j

<SuppJust>

抑止の理由

%K

<RuleCategories>

ルールカテゴリ12

%l

<Line>

行番号 (小文字のエル)

%m <SuppMacroName> 抑止マクロ名

%M

<RuleGroupName>

ルールグループ名と最下位の子ID(s) 1

%n

<Msgnum>

メッセージ番号(通常の整数形式)

%N

<PadMsgNum>

メッセージ番号(ゼロパディングをして4桁にした番号)

%p

<Producer>

解析コンポーネント (例:qacpp-3.1)

%r

<RuleNum>

親ルールIDを除く最下位の子ルールID(s)1(親ルールIDについでは%Gを参照)

%S

<SuppMask>

抑止タイプ

%t

<MsgText>

メッセージテキスト

%u

<Depth>

コンテキストメッセージの深さ

%v

<VerboseText>

ルールID(s) と テキスト ( --rules セットが必須)

%Y

<Severity>

重要度

%z

<RuleHelpPath>

ルールヘルプファイル(絶対パス)1

1  ‑‑xml‑format オプションが使用される場合、すべてのルールの要素はそれ自身の <RuleViolation> 要素になり、各違反に対し反復されます。そうでない場合、各フィールドは各ルール違反に対し反復され、',' (カンマ)で区切られます。

2 各ルール内の個々の要素は '|' (縦棒) で区切られています。

その他の指定子が必要とされる場合(条件付きフォーマット または、 セージテキストの制御変数 など)は、影響がないので暗黙的に無視されます。

‑‑xml‑format のストリングが指定されていない場合、以下が使用されます。

%l%c%n%t

‑‑formatオプションを使用するとフォーマットされた出力を生成します(診断ストリングのフォーマットを参照してください)。

このフォーマットされたテキストは、空でない‑‑format ストリングを指定することでXMLファイルに出力することもできます。 XMLでは、<Formatted>要素で表示されます。

ルールはツリー構造になっています。"親ルールID"などのように明示的に指定されていない限り、どのルールエントリもツリーの一番下のエントリを参照します。"親ルールID"はツリーの一番上を参照します。

埋め込まれたXMLヘッダの内容

‑‑embed‑header‑messages を使用して出力するときに、前項で説明したようにデフォルトで XMLの要素、フォーマットは ‑‑xml‑format および、‑‑format オプションで制御されます。

埋め込まれたヘッダファイルについては、 ‑‑xml‑header‑formatおよび、‑‑header‑formatとオプションを部分的に変更することでより適切なヘッダ用のオプションに改良できます。

これらのオプションの値は非ヘッダオプションと同様になります。